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【家づくりの基礎知識】平屋の間取りで注意すべきポイントとは【平屋の間取りプラン掲載あり】

今回は、北陸でも多くなっている平屋の間取りを見ていくとともに、平屋を建てる上での間取り上の注意ポイントをまとめています。

平屋は意外と間取りプランの設計が難しく、各所で気をつけないといけないポイントがあります。

また、この注意ポイントは各ご家族のニーズによっても変わってきますが、目的ややりたいこととの相関も考慮しながら解説していきます。

それでは、まずはこの記事の要点から見ていきましょう。

・日当たりの確保は意外と重要で、特に冬季の温かさを確保するために重要で、1階部分への日射確保のための配置・窓設計を大事にしましょう

・平屋は家族とのコミュニケーションが取りやすい一方、プライベートな空間との分離が難しいことが多い

・間取りやインテリアだけに気を取られていると外観が崩れる可能性があることと、平屋は高さがない分、デザイン性を高めにくい点も注意点

・気になる参考になる平屋の間取りは本文内で公開!

<1>平屋の間取りでの注意ポイント

まずは平屋の間取りで一般的に注意すべき項目の解説からです。

<1-1>日当たり・日射の確保

平屋は2階建てに比べて、日当たりに注意する必要があります

その理由は建物の高さが低いから、…ではありません。

平屋は、2階建てに比べて土地に対する建築面積※が大きくなります

※建築面積:土地に対して建物を真上から見たときの面積

※作成:エツサス

 

※作成:エツサス

現在、新築では30〜35坪程度の大きさが人気ですが、同じ30坪を確保する際、2階建てであれば、1階:15坪 / 2階:15坪の合計30坪となりますが、平屋は1フロアで30坪となります。

同じ土地面積で考えると、建築面積が大きい平屋の方が、隣地などからの影の影響を受けやすくなるため、日射取得に関しては最大限配慮しないといけません

土地が100坪を超えるような広さであれば、そこまで気にする必要もありませんが、北陸では一般的に50坪程度の土地で建築される方が多いです。

そうすると、同じ50坪の土地で2階建てに比べて、冬季・夏季の日射取得を考えて建物の配置場所、プランを考える必要があります。

そして同時に、建築面積が大きい=建物の奥の方まで日が入りにくい側面も挙げられます。

コの字型にしたり、天窓で中心部に日を取り入れたり、様々な工夫で回避する方法はありますが、このあたりの配慮もあるとベストなプランに近づくでしょう。

<1-2>共有スペースと個々のスペースの分離

2つ目の注意ポイントは、平屋のメリットでもある家族とのコミュニケーションが取りやすい点と相反関係にある内容です。

平屋はリビングと個室のフロアが同一であることから、個室にいてもリビングとの距離が近く、「音や気配などを感じやすくなります」

家族との距離が近くなるというと聞こえがいいものの、実際に生活をしている中では、誰しもゆっくり・静かにしたい時間がほしいこともあるでしょう。

2階建てに比べて平屋は、共有スペースと個々のプライベートスペースが近いことから、廊下を挟むことなどで対策をするとよいでしょう。

<1-3>間取りだけでなく外観への配慮も大事

つづいて3つ目の注意点は「外観」です。

これは2階建てのプランのときも同様に言えることではありますが、平屋は2階建てに比べて高さがないため、凹凸や屋根の形状を工夫しないと外観がダサくなってしまいます

間取りプランを考えていく中では、玄関の位置や窓の形状・位置などを外観および法規・使い勝手などと調整していく必要があります。

そのため、間取りだけを考えていると、外から見たときに窓の位置などがズレていたり、スタイリッシュに見えないようなデザインに仕上がってしまうことは注文住宅では失敗あるあるの1つでもあります。

この失敗を防ぐためのコツは、外観まで徹底的にこだわってプランできるレベルの高い設計士に依頼をするか、もしくはデザインまで整っているプランを選ぶほうが、効率的かつ効果的と言えるでしょう。

気になった方は、つづいてエツサスの平屋プランをご覧ください。

こちらでは、プランをもとに今回の注意点などを踏まえて、解説していきます。

<2>エツサスの平屋プランでポイント解説

それでは、実際にエツサスでご用意しているプランの中から間取りをピックアップして、設計のポイントを解説していきます。

<2-1>東玄関プラン

出典:エツサス・プラン集

1つ目のプランは、東入り玄関のプランです。(図面上は下が南です)

そして、この間取りの大きさは28.06坪となっていますが、30坪を超えないコンパクトさで土地に当てはめたときも日射が確保しやすいような大きさです。

そして外観上のポイントとしては、前面道路が東側(図面上では右側)にありますが、窓を設けていないことから、ファサード(道路からみた時の家の正面の外観)がスッキリとシンプルなデザインになります

スマートな片流れの屋根との相性もよく、昨今人気のある外観に仕上がります。

続いて内装のプランですが、2つ目の注意ポイントであげた共有スペースと個々のスペースを分離も考えています。

特に主寝室においてはウォークインクローゼットをキッチンとの間に挟むことにより、音や雰囲気の分離をしており、平屋であっても2階建てのように個々のスペースと落ち着きを得ることができるプラン構成です。

また、クローゼットはウォークスルー型にすることで、家事動線としても動きやすい形になっています。

適度に家族の雰囲気を感じながら、在宅ワークなどをする際にも便利なワークスペースもあり、お子さんの勉強にも使うことができます。

まさに「ちょうどいい」が詰まった間取りであり、平屋プランの中では人気の高い間取りになっています。

<2-2>北もしくは西玄関プラン

出典:エツサス・プラン集

2つ目のプランは北側道路もしくは西側道路を想定した、縦長なプランです。

大きさは26.03坪と1つ目のプランよりコンパクトな設計になっています。

こちらのプランでは、玄関を中心部付近に持ってくることでトイレや収納部分も建物の中心部付近に集中させたような形になっています。

収納やサンルームなどを挟むことで、こちらもLDKと個々の部屋を分離しており、プライバシーを守りやすい間取りです。

全体構成としては、マンションに多い間取りに似ているものの、マンションではあまり実現しえない建物の中央から入ることで廊下を最小限にし、居室に面積を有効的に割くことができています。

※マンションは北側(この図面では上)から入るプランがほとんどのため、北から南まで真ん中に廊下が入ることで、この間取りに比べて1~2坪分、居室や収納に使える面積が少なくなってしまう。

さらに帰ってきたらすぐ手洗いができるよう、セカンド洗面があったり、家族の衣服などを収納できるスペースがあったりと、コンパクトながら新築購入世帯に嬉しいポイントが詰まった間取りになっています。

まとめ

出典:エツサス

平屋では、日当たり・共有 / プライベートの分離・外観、この3つにまずは注意してプランを考えてみると、大きく失敗することはないでしょう。

また、エツサスでは今回ご紹介した平屋プラン以外の間取りもご用意しており、価格もそれぞれで設定されている価格があります。

気になった方は、ぜひこちらからカタログを取り寄せてご覧ください。

エツサス・カタログの無料取り寄せ

定期的にイベントとして見学会等も実施していますので、実際に今回ご紹介したような平屋の見学も含めて、ぜひチェックしてみてください。

イベント | エツサス|北陸の気候に合った高性能住宅|富山・石川・福井・新潟

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