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【家づくりの基礎知識】土地が狭くても平屋を実現する方法とは?「1階寝室」というキーワード

昨今、平屋ブームとなっている住宅業界ですが、そうは言っても平屋が建てられない!という方も多いでしょう。

その理由は、多くが土地の広さではないでしょうか。

今回は、富山市や金沢市の中心部に近く土地の面積が少ない、でも平屋を考えたいという方にとっての解決策である「1階寝室」を特集します。

平屋のいい所どりな「1階寝室プラン」でのメリットや、気を付けた方がいいポイントなども解説します。

それでは、今回の記事の要点からみていきましょう。

・通常2階建ての場合、2階部分に子供部屋と主寝室を配置することが多いですが、これをあえて1階に主寝室を持ってくるプラン・1階寝室プランのメリットは、平屋のように将来的にも階段を使わずにワンフロアで生活ができることと、家事・生活動線が短縮されること

・3~4人家族で平屋にする場合、約60坪ほど土地が必要ですが、1階寝室プランなら約50坪~建築可能

・コンパクトな土地でも「平屋のような利便性がある家」を建てることができる

・1階寝室で気を付けたいポイントは、音の問題と必要とされる住宅性能「耐震等級3」+「断熱等級6以上」

<1>1階寝室プランが注目される理由とは

最近、平屋ブームと同じぐらい注目を集めている1階寝室プラン

文字通り2階部分に子供部屋と主寝室を配置することが多いところ、あえて1階に主寝室を持ってくるプランのことです。

平屋の場合は、1階に一般的には3LDKがワンフロアにありますが、1階寝室の場合は1LDK+2階に2部屋という構成が一般的です。

それでは、まず1階寝室プランが注目を集めている理由から見ていきましょう。

<1-1>家が長寿命化=老後も住み続けられる

もっとも注目される理由が、ワンフロアで生活が完結する部分です。

現代の住宅は、昔の家に比べて長寿命化しており、一度建てれば基本的には建て替える必要性は少ない家が多くなっています。

長期優良認定住宅は、75年から最大100年住める家を目指した設計とされており、建てた夫婦がずっと住み続けることを想定されることも増えています

<1-2>生活動線および家事動線が短縮化する

1階に寝室を持ってくるだけではなく、同時に寝室に付随するウォークインクローゼット(またはウォークスルー型)も1階に配置されることで家事動線が短縮できる可能性があります。

特に洗濯にかかる動線が短縮化されることが期待されます。

出典:エツサスプラン集

昨今は、ガス乾燥機の乾太くんや、ランドリールームなど室内干しで洗濯を完結する方が増えていますが、このようなランドリースペースで乾いた洗濯物が隣のクローゼットにすぐ収納できるわけです。

また、ハンガーで吊るしたまま乾燥させ、クローゼットもパイプでそのまま吊るせるようにしておくことで、シャツ等を折りたたむ手間を省くことにも繋がり、まさに家事の時短になるでしょう。

<2> 平屋に比べて土地・建築面積をコンパクト化できる

1階寝室プランは、平屋ほど土地の面積を必要とせずコンパクトな土地でも「平屋のような利便性がある家」を建てることができる点が魅力的です。

<2-1>3~4人暮らしの1階寝室プランでは土地面積45坪~

建ぺい率・土地の形状にもよりますが、目安としては約45坪程度の土地面積があれば1階寝室プランがプランできるでしょう。

※建ぺい率:建築基準法で決まっている敷地面積に対する建築面積の割合

ただし土地の条件次第で、かなり窮屈な設計になってしまう可能性もありますので、ある程度余裕を持って1階寝室プランを考えると、実質の目安としては約50坪と考えておきましょう。

一方、同条件で平屋を考えると、60坪程度は必要になってくるため、この10坪の差が子供部屋を2階に上げるか否かの差であると言えます。

<3>1階寝室で気を付けたいポイントは音と住宅性能

1階寝室プランは、なにもメリットだけではありません。

デメリットや注意点もしっかり理解して、設計を住宅会社と考えていく事が大事です。

1階寝室プランのデメリットは「音の問題」、そして住んでから後悔しないためには必要とされる住宅性能を確保することが大事です。

<3-1>リビングと隣接しない工夫が必要

家族が集まるリビングは、どうしてもガヤガヤしがちですが、1階寝室にするとそのリビングと同じフロアになるわけです。

1階寝室プランには、様々なパターンがありますが、このリビングやダイニングに隣接する形でプランされると、実際に住んでから音が響いてしまうデメリットがあります。

特に交代制勤務の方など、生活リズムが異なる家族がいる方は要注意です。

音の伝わりをできるだけ防ぐためには、寝室との間に廊下や収納スペースを挟んだりするとよいでしょう。

少し前は和室を1階に設けることが多かったですが、この和室が寝室に切り替わったと考えると、イメージしやすいかも知れません。

独立した和室がある家の場合、玄関や階段の位置が制約されるため、ここのプランニングは住宅会社の力の見せ所であると言えます。

<3-2>1階寝室で必要とされる住宅性能

つづいて、1階寝室プランで必要な2つの住宅性能があります。

それは耐震性と断熱性、この2点です。

耐震性能が大事な理由は、そのアンバランスさにあります。

平屋に比べて、子供部屋など2階部分が大きいことで、構造におけるアンバランスさが目立ちやすくなります。

そのため、どんなプランであっても耐震等級3を取れるような補強などを行った形で、家の性能としても長く住める1階寝室プランを実現しましょう

2つ目の断熱性ですが、平屋や1階寝室プランはLDKや寝室の上が屋根になりやすいです。

特に夏場は、日射熱による屋根からの熱対策をしっかりしておかないと、暑苦しい家になってしまう可能性もあります。

おおむね断熱等級6以上あれば、このようなリスクが低減されてくるため、1階寝室プランの時には断熱性もしっかりチェックしましょう。

<4> エツサスの事例

出典:エツサス

出典:エツサス

24年8月、金沢市三口新町にオープン予定のモデルハウスの間取りを参考に見てみましょう。

1階には吹抜状になっている LDK + 水まわり+寝室を配置し、2階は子ども部屋を2つ確保しています。

お子様が独立した後、ほぼ平屋として住まうことができるプランで、吹き抜けまである開放感が高いプランです。

大きなランドリールームと、クローゼットも近く家事がしやすいプランに仕上がっています。

VRでの体感はこちらから!

まとめ

出典:エツサス

1階寝室プランは平屋に準ずる設計として、令和の現在において人気が高い建て方であると言えます。

土地の大きさを平屋ほど必要とせず、コストの割高感も抑えることができるようになるため、今後も注目度がどんどん上がっていくでしょう。

エツサスでは、上記で紹介した平屋と2階建てのいいとこ取りをした1.5階建ての「平屋+(ひらやプラス)」を、建物本体価格で1,900万円(税込2,090万円)~から販売しています。

もちろん、必要とする住宅性能「耐震等級3」「断熱等級6以上」の設計での価格設定になっています。

気になった方は、ぜひモデルハウスへお気軽にお越しください。

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