こんにちは!ETUSUSの松永です。
今回のテーマは「あなたはどっち?注文住宅 or 規格住宅」。注文住宅と規格住宅の違いや、メリット・デメリットなどについてお話しします。そしてあなたの性格や価値観から、どちらの家づくりが向いているか?を判断するポイントもお伝えしていきます。
突然ですが質問です!洋服を買う時を思い浮かべてください。あなたは、次の2つのうちどちらですか?
Ⓐ自分で好きな洋服を選んで買う
Ⓑ店員さんのオススメで決めたり、ファッション誌のモデルが着ている洋服を買ったりする
Ⓐを選んだ方はきっと洋服選びが楽しく、ファッションセンスにこだわりがある方だと思います。一方Ⓑを選んだ方はプロの提案を参考に、カッコよくてステキな洋服を購入できれば良いという方ではないでしょうか。
実は洋服だけでなく、家も同じように選ぶことができます!それが自分のこだわりを形にしていく「注文住宅」と、住宅のプロが経験やトレンドなどを基にシンプルにまとめた「規格住宅」です。
規格住宅という言葉を初めて聞いた方、規格住宅に対して「安いけど、中身はどうなの?」というイメージをお持ちの方、さらには家づくりは「注文住宅」で決まりでしょ!と思っている方、今回の記事を読んだ後には、きっとこれまで知らなかった「気づき」があります!ぜひ最後まで読んでください!
今回は次の3つのテーマに沿ってお話ししていきます。
1. 注文住宅、規格住宅はどんな家?
2.メリット・デメリットを知ろう
3.あなたはどっち?注文住宅 or 規格住宅
〈1〉注文住宅、規格住宅はどんな家?
まずは注文住宅と規格住宅、それぞれの特徴についてお話しします。
注文住宅は、あらゆるものを好きなように選ぶことができるフルオーダーの家です。間取り・家事動線はもちろん、断熱性や耐震性といった構造性能、キッチンやユニットバス、フローリングといった設備など、あなたの好みやこだわりをひとつずつ、細かくオーダーしながら作っていくことができます。まさに夢のような家づくりプロセスですね!
ただし、ほとんどの方にとって家づくりは一生に一度のイベントです。当然十分な知識がない中で、色々なものを決めていかなければいけません。もしかしたら間取りなど一部を除くほとんどのものを住宅会社のオススメで決めてしまっているケースもあるかもしれません。
注文住宅は世界にひとつだけのあなたの家のために、部材をひとつずつセレクトしていきます。仕様や部材の組み合わせはまさに無限大で、そのため少し価格が高くなります。また自分のこだわりを形にできるといったものの、それを表現できる住宅会社に出会えるかどうかは分かりませんので、「会社選び」が家づくりの最初の難関になります。
一方、規格住宅は、間取り、住宅性能、仕様・設備などあらゆるものが規格化、つまり統一された家のことです。あらかじめ規格化されているため、こだわりを形にするというよりは、決められた中から自分にピッタリなものを選ぶという感覚が近いと思います。
規格住宅ではキッチンやフローリングなど選べる部材が限定されることがほとんどで、間取りも決まっています。ただし、多くの場合「色決め」は自由なので、カラーで自分らしさを演出することは可能です。また、仕様・設備についてもオプションという形でグレードUP可能なものもあるので、部分的にこだわりを実現させることもできます。
規格住宅の一番の特徴は、何と言っても価格です!住宅会社は選択できる部材を限定することで大量に一括仕入れできるようになり、割安な価格での提供が可能になります。また家事動線を含めた間取りや、ひとつひとつの部材は、これまで何十棟、何百棟と家を建ててきた住宅のプロが過去の成功・失敗などを参考にして検討しています。
規格住宅と聞くと「低価格だけど、品質やデザイン性がイマイチ・・・」と思っている方が多いかもしれません。しかし価格を抑えながら「家事動線に特化したもの」「収納が充実したもの」「高性能なもの」なども多くあります。
〈2〉メリット・デメリットを知ろう
ここからは注文住宅と規格住宅のメリット、デメリットを比較してみましょう。
【注文住宅】
■メリット
・間取りや仕様、設備のメーカーなど、あなたのこだわりを形にできる。
・設計士がヒアリングを行って、家族構成やライフスタイルに合った家を提案してくれる。
・建てる土地が決まってから設計するため、土地の形状や大きさ、隣の家との関係や日当たりなどを考慮して設計することが可能。
・2つとして同じ家がない。
■デメリット
・要望をたくさん詰め込むと、金額が高くなって予算オーバーしやすい。
・住宅会社との打ち合わせは複数回かつ長時間になる。
・決めることが多く、多忙な方や優柔不断な方には向かない。
【規格住宅】
■メリット
・注文住宅で同等の仕様や性能の住宅を建てるより、安く建てることができる。
・打合せに必要な時間が少なくて済む。
・建築資材の規格化や工場生産により、完成までの工期が短い。
・家のつくり方や部材が「標準化」されているため、大工さん・職人さんの施工品質が高く、住んだ後のトラブル(雨漏りなど)が起きにくい。
■デメリット
・間取りや設備・仕様などの変更ができない、または限定される。
・プランが決まっており、すでに所有している土地に当てはまらない場合がある。
・一般的なファミリー世帯を想定して規格されていることが多いため、ほとんどが3~4人家族向け。親世帯との同居を考えているなどの場合は、「合う規格がない」ということも。
注文住宅、規格住宅どちらにもメリット・デメリットがあります。これらを比較したうえで、自分たちの理想に合う方を選ぶとよいでしょう。
〈3〉あなたはどっち?注文住宅 or 規格住宅
では注文住宅と規格住宅、あなたにピッタリなのはどちらでしょうか?
注文住宅が向いている人は「自分でこだわって家づくりがしたい方」「家づくりそのものを楽しみたい方」です。家づくりについて自分で調べて、実現したい間取りや使いたい設備が明確に決まっている方、壁紙やタイル貼りなどの内装にもこだわりポイントが多くあり、納得するまでトコトン家づくりを楽しみたい方などにオススメです。ただ世界に一つだけの家なので、少し価格は高くなってしまいます。
一方で規格住宅が向いている人は、「いい家が欲しいけど、自分では何がいいのかよく分からない方」「コストパフォーマンスを重視する方」です。家づくりについて調べようと思っても、その情報量は膨大です。自分で調べるよりも、プロが提案するカッコよくてステキないい家が欲しいという方にオススメです。注文住宅とは違い、自分にピッタリのものを「選ぶ」感じです。間取りに対するこだわりが少なく、むしろその家でどうやって暮らしを楽しむかを考えることができる方にオススメです。
あなたにピッタリなのは、注文住宅・規格住宅のどちらかイメージできましたか?
それでは、最後にまとめです!
家づくりには、大きく分けて注文住宅と規格住宅の2つがあります。注文住宅は「あなたの好みやこだわりをひとつずつ、細かく伝えながら作っていく住宅」です。規格住宅は「間取り、仕様、性能などを家づくりのプロが規格化した住宅」です。
注文住宅の良さは、何と言っても間取りや仕様など、あなたのこだわりを形にできることです。「こんな間取りがいい」「キッチンはこのメーカーを使いたい!」など、さまざまな要望を叶えることができます。
規格住宅の良さは、コストパフォーマンスです。規格化することで大量仕入、打合せ時間の短縮、工期の短縮など様々なコストカットをしており、コストパフォーマンスがとても良い住宅です。注文住宅で同等の仕様や性能の住宅を建てるより、安く建てることができます。
まとめると、注文住宅は自分でこだわって家づくりをしたい、家づくり自体を楽しみたいという方に向いていて、規格住宅は家だけではなく趣味や遊び、子育てや自己実現にもお金や時間を掛けたいというライフスタイル重視の方に向いているといえます。
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