今回は、福井市西谷町にあるエツサスのモデルハウス「ゆったりくつろげる和室のある家」に行ったレポートとして、見どころを解説していきます。
数多くあるプランの中でも、安定した人気を誇る設計で建てられたモデルハウス、その人気のポイントを探っていきましょう。
マネしたくなるポイントをたくさん紹介しますので、最後までご覧ください。
それでは、最初にコラムの要点からお伝えします。
・ファミリークローゼットは水まわりに近いことが設計の基本ですが、家族ごとに柔軟に使い方を変えられる位置にあることが人気のポイント
・将来的に寝室にもなるリビング隣接の和室、ライフステージに応じた使い方がしやすい点が人気です
・北陸は室内干しを充実させたいニーズが高いですが、動線を邪魔しない物干しスペースとなっている点はマネしてほしいポイント
・2階ホールを書斎とすることで、床面積を有効活用するだけでなく学習効果を促進する要素となる
<1>ゆったりくつろげる和室のある家(福井市)の概要
出典:施工事例
■断熱性能:断熱等級6
■耐震性能:耐震等級3(許容応力度計算)
■耐火性能:省令準耐火構造
■耐久性能:長期優良認定住宅
まずは、福井市西谷町にあるモデルハウスの主な性能は以上の通りとなっています。
3~4人家族で住む家としては、平均的な床面積となっています。
また昨今、特に重要視される耐震性能を始めとした、北陸で安心して快適に暮らすための住宅性能を完備しています。
<1-1> 間取り図
出典:施工事例
出典:施工事例
こちらが、福井市西谷町のモデルハウスの間取りになります。
スタンダードな4LDK+WICという間取りで、1階にはLDKと水まわり、そして柔軟な使い方ができる和室を備えており、ワンフロアの中に収納量も豊富に確保された間取りです。
リビング内階段としてオープン階段があるプランで、コンパクトながら吹き抜けもある開放的なリビングとなっています。
2階には各部屋、それぞれ収納が付帯していますが、特に寝室の収納は大容量で困りません。
続いて、モデルハウス内の見どころを詳しく解説していきます。
<2>外観の見どころ
出典:施工事例
外観はガルバリウム鋼板を活用したホワイトの外観と、シルバーの窓枠・玄関ドアで普遍的な人気のデザインを採用しています。
ファサード(建物正面)に窓をあまり設けていないことと、1・2階の窓もスクエア型にすることで、アクセントになっています。
外壁の素材であるガルバリウム鋼板は、現在新築での主流となりつつありますが、魅力はその耐久性の高さと、耐震性との相性の良さです。
金属であることから錆には注意しないといけませんが、約20年程度は塗り替えメンテナンスが不要かつ、軽量であることから地震の際も建物への影響を最小限に留めます。
それでは、実際に中を見ていきましょう。
<3>LDK
出典:施工事例
家のメインの場所になるLDKは20帖となっています。
このLDKで注目すべきポイントは2つあり、1つが和室とのつながり、2つ目は考え抜かれた収納動線です。
<3-1>和室があることで空間を広げる
出典:施工事例
「ゆったりくつろげる和室のある家」には、その名の通り和室があります。
新築を購入される子育て世帯には、お子さんの遊び場や家事スペースなど、その時々に応じた使い方ができるような位置に和室があります。
リビング側面に位置していることから、リビングの延長線として使えるだけでなく、空間としての広がりにも大きく影響しています。
LDKとしては20帖ですが、和室を入れると24.5帖となり、かなり大きなスペースが広がります。
さらに人間は、床面積以外の様々な要素で空間の広さを認識しています。
その空間認識の1つが「視線の抜け」と言われるもので、窓や隣接させる部屋など遠くまで視線がいく部位があることで広さを感じやすくなります。
今回のモデルハウスは玄関からリビングへ入ったとき、キッチン~和室に向けて斜め方向に視線が抜けるような設計になっています。
そのため、LDK20帖(和室含むと24.5帖)という数値以上の広さを感じられるモデルハウスであり、この広さの感覚はぜひ体感しに来てほしいポイントです。
<3-2>収納動線の設計
出典:施工事例
この間取りには、1階のキッチン横に3帖のウォークインスルータイプの収納スペースがあります。
最近のキーワードで言えば「ファミリークローゼット(通称:ファミクロ)」となります。
この収納で特筆すべきポイントは、「スルー型にしていること」と「水まわりに隣接させていること」の2つです。
今回の位置はファミクロとして使うことが多いと想定し、イン型ではなくスルー型にして通り抜けることによる動線メリットを重視しています。
家事動線が重要視される場所にある場合は、スルー型の方が向いています。
キッチンと隣接していることもあり、パントリーとしての使い方もできますが、玄関→ファミクロ、キッチン→ファミクロの両方からのアクセスが最短となっていることで使い勝手を最大化させています。
出典:施工事例
さらに、このファミクロには特に家族の衣類、カバンなどの使用頻度の高いモノが収納されることを想定して設計されています。
そのため、サンルームで乾かした衣類をサッとしまえる位置にあり、なおかつ家族みんなが使いやすい場所にある、という2つの条件を兼ね備えています。
この2つの要素を30~35坪で実現させることは意外と難しく、巷の注文住宅でも失敗しやすいポイントとなっています。
ぜひ、モデルハウスに来場いただいて家事のシミュレーションをして頂くと、その使い勝手の良さが体感できるでしょう。
<4>北陸では嬉しいサンルーム3帖+良好な動線
出典:施工事例
北陸は一年を通して湿気が高いことで有名ですが、昨今は室内干しのニーズも高くなっていることからサンルームの採用が多いです。
ただ一方、住宅資材費の高騰もあるため必要以上に床面積を大きくできない事情もあります。
建築費用を抑える観点から、洗面脱衣室とサンルームを併用していることも多いですが、ここで注意したいポイントは洗濯物を干している時の状態です。
今回のモデルハウスは、動線を邪魔しない配慮をしています。
ココでの大きなポイントは、サンルーム兼洗面脱衣室で3帖確保している点です。
3帖確保することで、洗面化粧台・洗濯機・動線・干す場所のそれぞれを独立させています。
一部、 洗濯機と干す場所が重なっていますが、高さを変えることで共用可能かつ、洗濯機から洗濯物を取り出すときは、基本的に洗濯物が干されていないことが多いことからストレスも感じにくいです。
また部屋の真ん中にドアがあることで動線に干渉しないようになっており、まさに最小スペースで効率化した北陸にピッタリのサンルーム兼洗面脱衣室と言えます。
<5>教育にもプラスになる間取り
出典:施工事例
こちらのモデルハウスでは、2階ホールに家族共用で使えるワークスペースがあります。
2階のホールをワークスペースとすることで、床面積を有効活用するだけでなく学習効果を促進する側面があります。
エツサスでは、高断熱住宅のメリットを最大化する目的も兼ねて吹抜けをよく採用していますが、吹抜けの2階付近の場所をワークスペースとする間取りも多いです。
リビング学習も必ずしもリビングでなくてもよいわけで、吹抜け付近にワークスペースを設けることで家族の気配だけを感じながら、お互いの作業を邪魔しない適度な距離をつくれる場所になります。
単純に「通るだけの廊下」を少し工夫することで、在宅勤務やリビング学習の場所としての役割が明確化し、空間としての価値も昇華します。
さらにお子さんの勉強もはかどるような空間づくりができる、一層満足度を高める工夫が、このモデルハウスにはされています。
<6>寝室を広く感じさせる工夫
出典:施工事例
最後は主寝室の紹介です。
床面積としては6帖と一般的な主寝室の大きさですが、「勾配天井」になっている点がポイントです。
フラットではなく勾配天井になっていることで広さをしっかり感じることができます。
さらに勾配天井が空間にほどよい変化を生み、落ち着きのあるやすらぎの寝室になっています。
大容量のウォークインクローゼットが併設されている点も嬉しい点ですが、エツサスのプランは収納が充実している間取りが多いので、ぜひ収納が気になる方はご相談ください。
まとめ
今回は、エツサスの福井市西谷町にある「ゆったりくつろげる和室のある家」に行って、見どころをピックアップして解説をしてきました。
ただ、インターネット上で見るのと、ご自身で感じるのでは大きな「違い」があります。
今回紹介したファミクロの使い勝手、視線の抜け、サンルームの動線設計などは実際に体感いただいて初めて「実感」するポイントでもあります。
今回のコラムが気になった方は、お気軽にモデルハウスにご来場いただき、家づくりの参考となさってください。
▶【福井市西谷町】ゆったりくつろげる和室のある家 | エツサスの家
場所:福井県福井市南江守町78-26-1
施工店:山﨑建設株式会社