こんにちは!ETUSUSの松永です。
今回のテーマは「家の大敵!シロアリ対策」です。シロアリ被害は古い家の話だと思うかもしれませんが、実は新築まもない家でシロアリ被害に遭った事例も多くあります。油断していると、いつの間にかあなたの家もシロアリの恰好の餌になるかもしれません。
今回の記事を読んでいただければ、シロアリからあなたの家を守る最適な方法がわかります。ぜひ最後まで読んでください!
今回は次の3つのテーマに沿ってお話しします。
1.あなたの家は大丈夫?シロアリ被害の現状
2.シロアリ被害を防ぐ効果的な方法とは?
3.ホウ酸処理でシロアリをシャットアウト!
<1>あなたの家は大丈夫?シロアリ被害の現状
シロアリは家に棲みつき、木材を食べてしまう害虫です。名前はほとんどの方が知っていると思いますが、実際にその姿を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。そのためシロアリ対策はまだまだ浸透していません。しかし全国のシロアリによる被害総額は年間約1000億円にものぼると言われています。被害を受けないためにはシロアリ対策を万全にする必要があります。
シロアリはもともと南方系の害虫です。しかし近年日本の住宅の高断熱化が進んだことで、日本全土に生息し大きな被害を与えるようになりました。北海道北部を除く日本全土で約20種類が確認されています。その中でも特に大きな被害をもたらすのが「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。身近でシロアリ被害を聞くことはあまりないかもしれませんが、北陸でも数多く被害は起こっています。
シロアリは乾燥や日光に大変弱く、床下から家に侵入してきて、普段は木材の内部や土の中で生息しています。床下や壁の中など人の目が届きにくいところで被害が起こるため、気付かないうちに床下の木材や柱など、家の重要な箇所が食い荒らされていたというケースが非常に多いのです。つまり見つけてから対処を行なっていては遅いのです。新築時からシロアリを寄せ付けない対策を行なっておくことが重要です。
〈2〉シロアリ被害を防ぐ効果的な方法とは?
シロアリは湿った木材を好むため、木材を乾燥した状態に保つことが効果的だとよく言われます。もちろんカビや腐朽菌の発生を抑制するために、木材を乾燥した状態に保つことは重要です。しかしそれだけでは不十分なのです。シロアリの中には乾燥した木材でも水を運んできて、湿らせながら木材を食べる種類や、乾燥している木材でも関係なく食べる種類のシロアリもいます。つまり乾燥状態を保つだけでは全てのシロアリを防ぐことはできません。シロアリ被害を防ぐためには、木材にしっかりと「薬剤処理」をすることが効果的です。
薬剤の種類としては大きく分けて2種類あります。シロアリが食べると死に至る食毒性を持つ「ホウ酸系薬剤」と、薬剤成分がシロアリの神経を破壊する神経毒性を持つ「農薬系薬剤」です。「効き目」「持続性」「安全性」の観点からこの2つの薬剤を比較してみましょう。
【効き目】
「ホウ酸系薬剤」は高濃度のホウ酸塩を木材の内部まで浸透させ、保護層をつくることができます。シロアリがホウ酸で薬剤処理された木材を食べると、エネルギー代謝ができなくなり、餓死することが分かっています。また予防が難しいアメリカカンザイシロアリにも有効です。ただし木材を食べないことには死滅しないので、駆除には不向きです。
「農薬系薬剤」は木材や土壌に薬剤を吹きかけることで、シロアリが逃げていきます。シロアリの殺虫効果は高く、駆除に適しています。
【持続性】
「ホウ酸系薬剤」は揮発分解することが無く、効果が長期間持続するので、シロアリ予防としては最適です。
「農薬系薬剤」は揮発分解により効果が失われるのが早く、持続効果は最大で5年です。5年以内に再処理が必要となります。しかし壁の中など再処理することが難しい箇所も多く、5年経過後、壁の中は無防備な状態となってしまいます。そのため予防には不向きです。
【安全性】
床下や壁の中の木材を薬剤処理するため、家族やペットに悪影響がないか気になるところですよね。「ホウ酸系薬剤」はシロアリにとっては猛毒ですが、腎臓を持つ哺乳類にとっての毒性は食塩と同程度です。また薬剤が揮発しないので、空気を汚すことがありません。
「農薬系薬剤」は揮発しやすく、長期間さらされ続けた場合は人体への悪影響が懸念されます。
「効き目」「持続性」「安全性」の観点から、シロアリ対策には「ホウ酸系薬剤」をオススメします。ホウ酸系薬剤について詳しく知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。
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〈3〉ホウ酸処理でシロアリをシャットアウト!
シロアリ対策として最適なのはホウ酸系薬剤を使った「ホウ酸処理」です。ホウ酸の使用方法と住んでからの注意点をご紹介します。
ホウ酸は粘り気の少ない水溶液なので、ハケやローラーによる塗布や、噴霧器を使って簡単に施工することができます。使用範囲は地面の上から1m以上が必須です。より高い位置まで塗布すると効果が高くなります。また建設現場で吹付ける以外にも、木材の加工後に薬剤を塗布する方法があります。加工後に塗布を行うことで、家を組み立ててからでは塗布できない、木材同士が組み合わさった箇所にも塗布することができます。建設現場での塗布と併せて2段階の塗布を行なえばより効果的です。
予防を完璧に行っていても、家の状態は普段から確認するようにしましょう。特に近所で古い家の解体が行われているときは要注意です。黒っぽい虫の羽がたくさん落ちていたら、追い出されたシロアリが飛んできたのかもしれません。ホウ酸処理をした家であれば、飛来したシロアリも徐々に死んでいきますが、不安な場合は専門の業者に見てもらいましょう。シロアリ被害を防ぐには早期発見が重要です!
住宅会社を選ぶ時の基準の一つとして、どんなシロアリ対策をしているかを確認してみるとよいでしょう。ホウ酸処理をしている先なら安心ですね。ETUSUSは全棟でホウ酸処理を行っています。木材加工後と建設現場の2段階にわたり塗布しているので、より高い効果を発揮します。ETUSUSについて詳しく知りたい方は、ぜひホームページをご覧ください。
シロアリ対策を万全にして、安心して住み続けられる家にしましょう!